芸人談義
2019.11.26

久しぶりに芸人ブームなんですが、
俗に言うエンタのなにがしとかが流行りだした頃の技名:SEアレではなく、
深夜放送のオンエアバトルを擦り切れるほど重ねてダビングしたVHSが
教室内で闇取引のように女子高生のカバンを往来していた頃のソレです。

コンビ芸人はネタ自体も好きなのですが
舞台上の役割から関係性をあれこれ考えるのも良かったりもします。
大抵片方の人格が破綻しているともうひとりも別の方向に破綻していたりして、
バランス取れている感じがグズグズな共依存めいていて大変よろしいのですが、
ちょっと前にたまたまアメトークで宮下草薙の草彅の存在を知って
それから相方のヤバさに気付き、結構ハマっております。

とりあえず番組表検索して自動全録画かましてる勢いなんですが、
ひととおり集めた情報を以下にまとめておきます。

【事前情報】
・がっつり紋紋の入った地下格闘家(群馬最強)の父と20歳サバを読むやり手の元キャバ嬢の母の間に生まれる。
・離婚後母が鬱を患い、高校を中退し働き手に。劣悪な家庭内環境改善のためお笑いに執心。
・養成所卒業後ピン芸人として既に事務所が決まっていたが、別の相方と解散したばかりの草彅とコンビを組むため辞退。
・生活力0の草彅のために同じマンションの2つ隣の部屋に引っ越す。食事を作り与え、金もしっかり取る。(偉い)遅刻は一度もない。(偉い)
・番組収録前に内容を想定したシミュレーションを行う。草彅はバラエティを見ないため、先輩芸人のお約束のフリ等も覚えさせる。
・群馬のおもちゃ屋で未だにバイトしている。また、全てのバトル系玩具制覇の店員に与えられる「バトルトイグランドマスター」を唯一所持している。LEGOやカードゲームのデッキを組んでそれを眺めて酒を飲む。遊戯王やベイブレードの大会に出る。平成仮面ライダーの変身ポーズを全て決められる。
・相方だけ売れても良いという考え方。自分が芸人として売れなくなったらおもちゃ屋を経営するつもり。また、相方が望めばそこに店員として雇うつもり。(終身雇用保証…?)
・同期や先輩芸人とは飲まない主義。馴れ合いの付き合いはしない。酒は酔わないので飲まない。
・相方とのやりとりを記録し続けた本が出版される←イマココ

【宮下のここがやばい】
・芸人がコンビでキスしたり抱き合ったりするのは珍しくないが、宮下は「相手の目を一切逸らさずに」それをやる。ちなみにネタ中草彅は目を見ると緊張するため、求められていない場合はあえて目線を外している。
・草彅は収録中不安になると親しい先輩芸人等に触って落ち着こうとするが、宮下に対してはメーターが振り切れるため抱っこや羽交い締め状態になる。番組のコーナーや漫才が崩壊するが、精神が安定するまでは周りが引いていても全く抵抗しない。
・草彅が動揺したりパニックになると落ち着かせるために手を握らせて目を見て、大丈夫だよ、と囁く。参照動画。

もうね、宮下の役割が完全にカウンセラーなんですけど、それが許されている空気が
他の芸人の間にもあるのが心地よいんですよね。α波出ちゃってるんだと思う。
そんな癒やし要素がどっかにある若手芸人は最近多い気がします。
世の中癒やしを求めているんでしょうかね。

と書きつつ日本エレキテル連合のアブノーマルに振れたコント動画に浸ったり、
コンビ復帰情報が出ているアンタッチャブル柴田のガチギレツッコミにワクワクしたり、
アナルバイブを挿入したままネタを披露していたケンドーコバヤシに思いを馳せたりもしています。
みんな違ってみんな良い。今後の若手芸人さんたちの活躍が楽しみです。

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